モリログ

20代後半ワーパパの雑記ブログです。

同期、会社やめるってよ

今週も怒濤の平日5日間を終えて、充実した土曜日を過ごそうと思っておりましたがまさかの雨で外出できずに悲しんでおります。

 

悲しいできごとと言えば先週同期から放たれた一言が衝撃的でした。

「会社やめます」と

単に会社やめますと言うことであれば悲しいなあ程度の感想だったのですが、彼女はワーホリしたいから退職を決意したそうです。

仲のいい同期メンツ数人で久しぶりに飲みに行こうとなって、どうでもよい話をしているなかでふと、「みんな今年は海外どのへんいくの」的な話から始まりました。カナダに行くと言った彼女に対してみんな勝手にオーロラとかナイヤガラの滝を見に行くとばっかりおもってました。しかしなかなか言わない彼女にみんなは「なにかある!」という雰囲気をかもしだしており、彼女はその一言を発しました。みんな驚愕言葉も出ずって感じになってしまいました。

同期の中でも彼女はみんなと中がよく、そこにいたメンバーは言葉がでませんでした。

 

「大学から続けて来た英語を学びたい」「外国に住んでみたい」という元々彼女の中に会った思いが今回の退職という判断をさせたらしいです。

「なぜいまなの」という質問に対し彼女は「今年で26歳になり、今しかないから」と言う回答をされました。私にとってこの言葉はとても胸に刺さりました。

なんや間やで社会人4年目になり日々の忙しさに追われ目標というかやりたいことが見えなくなっていた私にとても勇気を与えてくれる発言です。

 

私も先月25歳になりました。20代折り返し地点にきました。今回の同期の発言はほんと私に気づきを与えてくれました。

やりたいことはたくさんある一方やらなきゃいけないこともたくさんあり、いかに時間をうまく活用し、充実した生活を送って行くかが大切だと思った一日でした。

とにかく行動したいと思います。

 

 

ビジネス会計検定1級に挑戦して玉砕してきた

ビジネス会計検定という資格があります。

マイナーな資格なのであまり知名度は高くないですが、徐々に注目され始めている資格です。会計・経理の資格といったら簿記だと思いますが、簿記が仕訳をして財務諸表を作るために役立つ試験だとしたら、こちらは財務諸表からその会社を分析したりするに役立つもの。いろんな指標を用いて財務諸表などの会社情報を分析するのが面白いので注目しています。

ビジネス会計検定試験 ~社会人・学生の会計リテラシー向上のために~

 

この資格は入社したての頃に上司におすすめされて、社会人1年目に3級、2年目に2級を取得していました。2級を取得直後に1級を受けようとしましたが、テキスト見た瞬間にあきらめでした。だってΣとかでできてるし。高校以来Σを見ていなかったので、この時の受験はあきらめました。そして1年経って今年やらずしていつやるということで挑戦してきました。

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結果から申し上げると惨敗。

 

余談にはなりますが、そもそもこの試験、受験料が10,800円でこの難易度は確かに受験者数も少ないなというイメージですが、その通りでした。全国の主要都市で開催されているビジネス会計検定、今回東京会場は今回青山学院大学で開催されたけど、100人ちょっとしか1級に関しては受験者がいませんでした。やはりみなさん慎重に受けられているのですね。ほかの等級はたくさんいたけど。

 

いざ受けてみましたが、やはりレベルが3,2級に比べてはるかに難しい。税効果、リース会計、退職給付会計とか実務経験すらないものに挑戦したのは完全に間違いでした。経理マン4年目の若造にこれらの実務経験は皆無でありとても高い壁でした。まして上場企業に勤めているわけでも無いので企業価値の考え方とかわからない。それでも分からないなりに勉強したつもりではありましたが完全理解には至らず、これ関係の問題は手も足も出でした。

 

マークシートの選択式だけではなく論述式があるのが特徴の1級試験ですが、マークシートに関してはある程度の絞り込みが出来きかつ運でも当てることができ太刀打ちできるのですが、論述式については完全理解がないと丸がもらえないので大分つらかったです。大学受験の2次試験を思い出しました…今回の論述はROAROEを中心に利用して回答する問題と企業価値の評価についてを問われている問題と2問出題でした。前者はとりあえず回答欄は埋めることが出来きましたが、後者はほぼ白紙でした。まさしくΣがある公式を使う問題。完全になめていました。

公式くらい覚えてれば少しは回答できたなあという印象です。そもそも本試験にむけた勉強は1月くらいから仕事帰りに1時間ほど行う程度でしたが、まったく足りませんでした。まして、実務経験がない分野を2,3カ月で理解できるはずもないんですよね。努力不足でした。この点は昔からの悪いところです。ということで今回の試験は完全に合格には及ばないでしょう(´・ω・`)

 

 

昨年から難しいだろうなあと思っていた1級の問題ですが今回10,800円だして受けた本試験ですが後悔はしておりません。(もう少し前から計画し問題演習に時間を掛ければよかったという思いはあるけど…)今年は職種転換し経理という仕事から離れるかもしれないということもあったので、自分の力を試してみたいというのがあったからです。学生の頃は経理という職種なんて考えてなかったけど、今の会社入って経理の仕事して会社というものを数字で見てみることの楽しさを覚えました。経理の仕事から離れても、この会計の楽しさを忘れないようにしたものです。常に会計・経理分野の勉強は継続したいと思っています。ということでまた来年、1級に再チャレンジしたいと思います!

次こそは絶対に受かる!

 

 

とりあえずビジネス会計検定がひと段落したんで、6月の簿記に向けてシフトして行きたいと思います!

次は簿記2級です(先にこっち受けろよという突っ込みはいりませんよ…w)

 

 3級は経理みたいな専門職の方だけでなく幅広い部署の方にお役に立てそうな内容となっていますのでおすすめです!

 

 

「自分を変えられる習慣力」を読んだけど習慣化って難しいな

昔からの私の課題の1つであるなにかを習慣化すること。

早起きしたくてもできないし、勉強する癖もつかないし。ってことで読んでみました。

 

 

自分を変える習慣力 (ビジネスライフ)

自分を変える習慣力 (ビジネスライフ)

 

全体的な感想をまとめると、読みやすくまとめられているので何か習慣化したいと思う方にはおすすめです。ただ似たような本をたくさんあるので以前からいろいろ読んでる方はさほど新しい考え方などを得ることはできないかなあという印象です。

 

以下備忘のために書き留めたいと思います。

 

良い習慣を1つ始めると悪い習慣すべてが変わる。 

 これは結構実感できた時があります。4年前とかは会社入って絶対遅刻できないという緊張感があったからかすごい早起きの生活をしていました。4-5時に起きて7時には出社するという、今思い返すと「自分やるなあー」って感じです。このときは夜更かしすることもなく、朝ごはんもしっかり食べてと大学生の頃に身についた、悪しき習慣がなくなったって感じでした。今は学生時代ほどではないけど、悪しき習慣があるかも…。

 

不必要な習慣をなくす 

 これはまさしくネットサーフィンとかTVとかでしょうね。ついつい時間ができてしまうとみてしまう。数年前に比べたら、TVも見る時間自体は減っていると思いますが、やはりまだ無駄な時間を過ごしているという実感はあります。スマホに関しては情報に触れていたってことで無駄に見てしまう。分かっているけどやめられない。これをなくせば、夜更かしすることもなくなると思うんですが、やめられないんですよね…なんとかしたい習慣です。

 

習慣化を達成するためには、頑張りすぎない方がいいです。 

たぶん3日坊主の原因はこれなのでしょう。自分の能力を過信しすぎてる。だから高い目標を掲げても挫折する。そしてまた負のスパイラルに陥ってしまう。もっと緩い目標を立てることにします。

 

1日の終わりに、メモ帳や日記帳にどれだけできたかを書き残しておく 

 これについては1行日記なるものを今年から始めましたが、まあまあ効果ありって感じです。今日は何が出来たかとか書き残しておくことで見返した時、過去の自分の頑張りに勇気づけられます。

 

運動で能力がアップする 

 社会人になり2年間弱はジムに通っていましたが、引っ越しをしてからはジム代が高いという理由からやめてしまいました。でも今思い返すと、あの頃は今に比べると身体もキュってしてたしあまり疲れることもなかったなあと。やはり運動って大切なのかもってことで、暖かくなってきたことだし、ランニングとか自宅トレとか費用が掛からない方法で運動していきたいと思います。

 

習慣化するってホント苦しいこともしれないけど、良い習慣が出来ればよい人生にもなると思うし、いま課題になっていることは本気出してやってみようかと思いました。口で言うのは簡単ですが、口だけでは終わらせず行動にどんどん移していきたいと思います!

 

 

 

代官山「ata」で魚介のフレンチを堪能

ツレがお誕生日でしたので、ごはんを食べに行って参りました。

 

今回はこちら

Ata 代官山 | 手で食べるフレンチ

代官山にある魚介メインのフレンチです。

 

どこに連れていこーかと色々検索かけてましたが、たまたま見かけた外観と料理の写真に即決しました。

場所は私の職場最寄り駅である渋谷から10分位。ちょうど恵比寿・渋谷・代官山の真ん中にあるような感じ。

 

もう外観からしてワクワクでした。誕生日の彼女よりもワクワクしていたかもしれません。ダメな男ですね(´・ω・`)

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店内はこんな感じ

 

入店後はとりあえず泡を。呑みたすぎて写真は忘れました。続いてワイン。

最近ワインの勉強しつつも、あまりお店でボトルをいれたこともなかった為、適当な値段の白を注文。

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ピノグリです。

これがとんでもなくうますぎました。こちらのワイン7000円弱だったのですが、全然払えると思いました。ワインは価格に比例するといわれていますがまさにこのことかと合点いった瞬間でした。

 

続いてお料理を

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ataのアイオリ

エビとムール貝をチョイス!もちろん魚介はおいしかったんですが、備え付けのお野菜たちうますぎました。大根なのかカブなのか定かではなかったのですが、あんな甘い野菜は初めてです。

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続いて生ガキ。

こちらも激うま。ワインとの組み合わせがやばい!1P650円の価値を堪能しました。

f:id:mon3221:20160304215647j:plainサバと生ハムとモッツアレラ

サバと生ハムの組み合わせは初めてでしたが、とても良い組み合わせでした。

見てのとおり生ハムはチョコンと乗っているだけですが、塩気が絶妙です。

 

f:id:mon3221:20160304215700j:plain白子のフリット

メインまで時間があったので追加で、注文。何だかんだこれが一番おいしかったかも。

何とも言えないあの白子さんの溶ける感じ。トマトの酸味の聞いたソースの味がばっちりあってました!

 

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オマールロースト

調理前に生きたオマールさんを出されました。

しっかりおいしく調理されました。肉厚感がたまりません。噛むほどに出る甘味がこの海老さんのすばらしさを教えてくれました。これで終わりかとおもいましたが、残りの部分を使ってグラタンも用意してくださいました。

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主食は注文しませんでしたが、このマカロニで十分おなか一杯になりました。

 

デザート取り忘れた…誕生日でしたのでメッセージプレートにして頂きました。

 

とっても素敵なディナーでしたー!

そして我々は一つ決意しました。

「月一でおいしい料理といいワインのあるお店に行く」と。

ホント今までワインはお家でデイリーワイン買って飲むくらいで大満足してましたが、

こんなワインの世界があるなんてと思わされた一日でした。

週1で行きたいくらいですが、倹約しなければならない我々は月に一回の楽しみにしたいと思います。

おいしいものはいいね!

 

 

ずんずんさんの「エリートに負けない仕事術」を読んで

 

 仕事術ってより人間関係に関わる項目が多かった気がする。

後半にどうしても眠くなったらトイレで寝るとかあって、おいおいさすがにそれはやりすぎだろってこともあったので、全部を参考にするのはやめておきたいところであった。

とは言っておきながらも、ブラック企業を経て外資系企業で働く経験のある著者の言葉は仕事をする上ではとても参考になることが多く、ぜひ自分の会社での行動に生かしたいとは思った。ほかのレビューでもあるように、新人が読んだら超参考になると思うし、新人2-3年目の層が読んでも、ああ確かにあるあるという感じになる。ちなみに筆者である私は社会人3年目なのであるが、これを読んでると

「おれって全然仕事できてない人間かも」という感じに襲われた(笑)

 

以下、個人的に気になった項目を挙げていきたいと思う。

 

給料というものは、自分が提供してるサービスと質で決まります。いつも同じことばかりしていれば提供できるサービスお変わらず給料も上がりません。 

 当たり前のことだけど、目の前の業務に追われているとこんな基本的なことまで忘れてしまう。「こんな自分は頑張ってるのに、なんで給料こんな低いのか」と時々周りからも聞くし自分でも思っちゃう。でもそんな自己評価高いなら、今の会社辞めてもっと評価してくれる会社に転職した方がいいんじゃないという感じ。仮に会社が適切な評価できていないとしたら、その会社の将来も長くないのではって感じ。だって次々と優秀な人はやめていくから。なので個人的にはやることやってそれで評価されないなら、会社に評価なんて求めずもっと広い市場で評価されたいと思う。

これってちきりんさんが昔言ってたことだと書きながら気づいた.

d.hatena.ne.jp

 

上司が、「自分で考えろ」といったときは期待とのすり合わせと実務上の設定に対して「めんどくせえからお前が自分で組み立てろ」と言っているのと同じである。 

 つまりは上司の期待を推測しなければいけない。

これは最近、うちの上司もよく仕事を振ってくれるから分かってきた。自分のやり方で目標を考えて、それを上司の意向とすり合わせる。その後に業務プロセスについて仮説を立てて目標に向かい走りだす。やはり上司の意向と実務上の着地点がうまくマッチしないと質の低い成果になってしまうし、最悪上司の思い描いていたものとははるかに違うところに行ってしまうから怖いものである。(これは決して上司からの人事考課を期待してのことではない。単に組織として上司は会社の方針としてそのゴールを掲げているのであるからそれに向かって仕事することは至極まっとうなことである!)

そうなると伝統的に言われてきた、「ほうれん草」は大切なのだなあと思う。でもあまりやりすぎても、結局自分でやっているつもりが上司までチームメンバーみたいになっちゃって自分でやってることにはならないので、ある程度の意思決定基準を設けてこれより上は上司の判断じゃないとやばいとかそういう感覚というか判断力を身に着けないといけませんな。

 

 

挨拶は堂々とする 

 うちの会社で、中途で入ってきた人とかは「この会社めっちゃ挨拶するやん」と感じるらしい。個人的には今の会社しかわからないから、ほかの会社はどんだけ挨拶しないんだよと感じるくらい。てか挨拶しない会社があること自体想像つかない。そんな環境では絶対人間関係うまくいくはずないよね。と言いながらも、著者のいう「堂々」までは遠く私は及んでいないので「おはようございます」「お疲れさまでした」「(来客時の)いらっしゃいませ」この3つはもっとハキハキいおうと思う。

 

自分の経験と判断で中途半端な仕事をして怒られるよりも「何もしないこと」を選んでしまう。 

 新人時代は経験ないからとりあえず、「何もしない」はなかったけど慣れてきたあたりからこのような考え方が芽生えたことがないとは言えない。今では「何もしないこと」が一番ダメージを与えるって学んでるから、とりあえずなにか行動するということを念頭にはおいているけど、ちょっと疲れてるときとかは危なくなるので、心にとどめておきたい。

 

メモを取らないと時間の経過と共に「自分の解釈」が入ってしまうのです。この癖は早めに直さないと定着してしまい「仕事ができない」人間になってしまいます。 

 これも一時期ありました。「こんな簡単な作業だから大丈夫だろ」と余ぶっていたら完全に記憶が消えて結局もう一度同じことを聞くという「無駄」を発生させたことを、自分の記憶力というものは絶対信じてはいけませんね!

なんでも笑ってごまかすタイプの人だったら要注意です。 

 これは…。ちょっとしたケアレスをした際に、笑ってしまってる自分がいました。笑っていうるというか、なんとか空気を維持しようとしているんですよね。これはさすがにまずいと気づかされました。ってことでこれを読んでからはミスを認め、誠意をもって謝ることに努めてます。ホント信用問題だから気を付けなければ…

 

ケアレスミスする人の特徴も述べられて参考になりました。

ケアレスミスをする人は基本的に、その仕事を「終わらせる」ことに注力しすぎて「全体像」が見えなくなっているのです。 

 うんうん、大体ミスしてしまうときって時間なくて目の前の作業に追われてるときですね。完全に終わらせることが目的になってる。

ずんずんさんがおっしゃるように、その業務のストーリーというか着地点を見据えて業務することが大切ですね。

 

とりあえずすぐやる 

 後回しにしてしまう癖のあった私が意識していることはまさにこれです。ホント仕事って「すぐやる」ことが大切なんだと身に染みて感じてます。これを意識して仕事をすると仕事の進み方も変わってくるのです。ずんずんさんがおっしゃるように後回しにしちゃう人って、先に紹介した

自分の経験と判断で中途半端な仕事をして怒られるよりも「何もしないこと」を選んでしまう。  

 なにか行動したけど結果的に失敗しそれに対する評価を恐れているということですよね。わかります。怒られるのが嫌だというよりは、あいつ仕事できねって評価されることが怖いんですよね。

でも仮に仕事でちょっとした失敗しても解雇されてしまうわけないんですよね。しかも意外と数日すればほかのことに追われていて解消しているものだと思うんです。実際に私はそうでした。このことがわかってから「とりあえず、行動」は 常に意識してます。

 

 

ほんといろいろと参考になることが満載の本でした。ずんずんさんを見習ってどんどん成長して行きたいものです!

 

働く君に伝えたい「お金」の教養 を読んでお金と投資について考えた

社会人もうすぐ4年目突入となる私です。お金については社会人になってからも考えてはいましたが、やはり一人暮らし、かつ、おいしいもの好きかつ、海外旅行好きとなるとなかなかやりくりが大変になるわけで貯蓄も気持ち程度しかありません。会社から家賃補助が出るわけでも無いし…同世代男子はどのくらい持ってんのかなと、ちょこっと調べてみると

社会人3年目にして…「133万円

doda.jp

んー平均だから、中央値はもう少し下がるのだろうけど、遠く及びません泣

会社の同期と話していても実家暮らしと一人暮らしでは結構差が出ています。

お金はないけど結構楽しく生活をしているわたしですが、やはり将来はちょいと不安だなってことで、そこでこちらの本を読んでみました!

 

 私がメンターとしているライフネット生命保険株式会社代表取締役会長兼CEOの出口さんの本。(いつか書きたいと思いますが私が今の会社に入っている理由、本が大好きになった理由、海外旅行が好きになった理由すべてこの人のおかげです。。私の人生に多いな影響を与えて人なのです。なので勝手にメンターと呼んでます。)

もともと私が勝手に尊敬している一人である出口さんですので、本書も当たり前の様に購入し拝読しましたが、参考になる点がたくさんです。帯には20代向けの様に書かれていますが、30代でも10代後半の大学生の方にもおすすめできるかと思います。

 

本書は講義形式で5つの講義に分かれています。

①知る②使う③貯める④殖やす⑤稼ぐ

知る編では現代はバブルとは違うことを強調されています。メディアではよく現代を過去のバブル期や高度経済成長期と比べられますが、歴史的み見たらバブルがイレギュラーなだけで、バブル世代のおじさんやそのバブルおじさんが組織のトップにいるメディアなどに騙されないように「お金のリテラシー」を高めることが大切ということで、大いに納得しました。

 

また、将来の不安から貯蓄ばかりするほう(ストック)にばかり気を取られますが、常にお金を生み出す(フロー)に注力する大切さも大変勉強になりました。確かによーく考えてみると高齢化社会で、昔のように所得は簡単には増えないし、年功序列という制度もなくなっていき、預金金利も低い時代貯蓄はわりに合わないですよね。それよりも、何歳になっても価値を創造しそれをお金に換えられる、つまりフローを常に作り出す力を身に着ける方が、コツコツ老後のために好きなこと我慢して貯めるより楽しそうですよね!

 

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる

 

 そういえば!フローというか今後の働き方について今後は柔軟にならないといけないですよーと提言してくれているのは私も大好きなブロガーちきりんさんの書かれてる本書。人生長いんだし40代くらいでまた別のスキル磨いてもいいんじゃない?って感じです。これもフローつまり稼ぐためにいろんな力はつけてほうが良いというお話ですが、昨今はAIなんて人工知能なんかが目覚ましいスピードで開発され、10年後とか考えるとマジかんばろって感じますね。ちきりんさんもマジ参考になります。

diamond.jp

AIで思い出したけどこの記事とかホント驚いた。熟練工が手作業でやってたカメラの製造もAIにとって代われちゃうんですからね。AI恐ろしや。

ちょっと話が外れましたね。とにかくこの時代背景とか環境とか考えたら、ストックよりフロー重視って考え方はみんなもっておくべきですね。いろんな仕事できた方が楽しいと思うし!

 

さてストックよりフローが大切というお話をしておいて、矛盾ですが、そうはいっても急な病気や勤め先の倒産による失業というリスクに対応するためにそれなりの貯蓄も必要なのです。出口さんも保険会社の人間ということもあり、保険でのリスクヘッジ流動性のある預金などもある程度大切といってました。大体手取りで1年分くらいは必要とのこと。私もFPをもっていますし、いろんな人の意見を聞きますが、やはり6カ月くらいは必要とのことでした。まあフローの大切さを考える上での前提条件みたいなものでね。私もこのもしもの時の生活費分はコツコツと貯めたいものです。

 

本書では投資について、投資信託や株式にも挑戦してみてはというふうな助言もありますが、自分への投資の大切さについてもおっしゃられてます。

私が一番印象に残っている言葉はこれです。

自分自身への投資をしなければ、みなさんが生涯稼ぐだろう2億円は一生2億円のままでしょう。 

 私たちが一般的に稼ぐ生涯賃金が大体2億円であり、20代という今後の時間にうまく投資することによってより多くのを賃金を手にできるということです。

手元にある100万円を(私はもってないが)コツコツ運用するよりは自分自身に投資した方が、より大きな価値を作ることが出来るということです。

ここで自分への投資って、勉強とか資格取得とかってイメージですが、出口さんは

自分を賢くし、結果として人生の選択肢を増やすものはすべて 投資

 という風に述べられています。サーフィンが好きならそれでもいいそうです。サーフィンがうまくなりたいから、泳ぎを学ぶし、練習も行う。これも投資の一つだそうです。

これは投資だから一定のリスクはあるし、学ぶ過程は決して楽しいものではないのかもしれない。でももしかしたら、サーフィンの大会でいい成績を収めてプロになっちゃたりボードのデザインの仕事はじめてうまくいったりといろんなチャンスはあるという風に出口さんはおっしゃているのだと思います。

 

大小を問わずあわゆる人生の可能性は、新しいことを学んだり、読んだり、人と話したたり、異文化に触れたりしなければ、決して生まれないのです。

私も昔は行動しない人間でしたが、いろんなことに挑戦することによって、いろんな経験をすることができた気がします。(昔は内気だったけど1カ月インドとかアジアをひとりで旅して性格も変わりました!)

これを読んでから、今まで行ってきたことも投資の1つであり私自身の価値を上げることに寄与しているのかなあと感じました。

 

フローの考え方を大切にし、何が起こるか分からないこの時代に、自分の価値を最大限に高められるよう自分に投資し同時に人生も楽しんじゃおって思って1日でした。

 

 

 

男と女のスーパーワイン塾に参加してきた

八重洲ブックセンターにて「男と女のワイン術」の著者である伊藤博之さんと柴田さなえさんのトークショーがあるということで、ワイン勉強中の私は参加して参りました。

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よくこの手のトークショーは行きますけど、ワインがテーマということで今回はトークというよりもテイスティングがメイン。まさか、飲めるとは予想していなかったので、華金だったこともあり、若干一人でテンション上がってました(笑)

 

4つのボトルを隠された赤ワインを試飲するのですが、その前にワインを楽しむ3つのものさしを教えて頂きました。

①果実味

②酸味

③渋味

 

この3つが一つの指標になるとか。聞いてみただけでは「ふーん」という感じ。今回は4つを一度に飲むのではなく、①~④あるうちの①と②、③と④という感じで分けて行われました。

まず①を飲んでみる。

→あまり好みではない…

そして②

→うん、なんとなくおいしい。

やはり初心者の私はこの程度しか感じられません。

さっきの3つの尺度を意識しても見ても②が渋味があることしかわからない。

ここでお客さんから集計を取り始めました。どちらがおいしいのか、3つの尺度は強いのはどっちかなどなど。やはりワインは嗜好品とあって好みがいろいろと分かれていました。

集計を終えた所で、ワインを発表です。

①はフランスのメルロー

②はチリのメルロー

同品種、異産地だったのです。なるほど、同じ品種でも産地が違うだけで味が異なるとはこういうことかと理解できました。冷涼なフランスと温暖なチリ。ブドウの育った環境が異なるだけでここまで差が出るとは…

次に③と④の比較。はじめよりも舌の感覚を意識するようになり、面白いまでに果実味・酸味・渋味を感じられるようになりました!そしてさほどと同様にワインの発表!

③はチリのカルベネソービニヨン

④はチリのカルベネソービニヨン

なんとも同品種、同産地でした。ここで教えたかったのは価格の問題みたいで先生いわく「価格はうまさに比例する」とのことでした。

③は700円

④は1400円

個人的には④の方がおいしく感じられましたが…(笑)でも、ラベルを見てびっくり、よく飲みチリワインではありませんか。まあおそらく安いワインしかのんでいないので、下にあったんでしょうね。

 

先生いわく、安いワインは口に含んだ瞬間のおいしさは比較的あるけど、その後時間がたてば消えてしまう。一方のちょっと高いワインは初めのおいしさは前者ほど高くはないけど、余韻がすごーく長く感じられるとのことでした。この後に①(1,700円)と③(700円)を飲み比べてみましたが、確かに違いが判りました。

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ワインの知識があるとこんな楽しみ方ができるのかと、すごい勉強になったセミナーでした。普段飲み比べとか全然しないけど、時々は奮発して2本買ってみて楽しむのもいいのかもしれませんね!もっとワイン勉強しようと思います!

 

すきっ腹ということもあり試飲といえどもたくさん飲んでしまい、帰りの電車は爆睡でした笑

 

 

 

 

男と女のワイン術 (日経プレミアシリーズ)

男と女のワイン術 (日経プレミアシリーズ)

 

 

 

 

ワイン1年生です。

私はお酒が好き。

ビールに始まり、ウイスキー、日本酒、などなどいろんなお酒が大好きです。

2年くらい前はビールが好きすぎてビール検定やらも受けてます。

www.beerken.com

 

 

そのほかには、やはりおいしく飲むためには、醸造工程も知らなきゃってことで、

府中にあるサントリーのビール工場だったり、山梨の白州工場、京都の山崎工場までいってしまうほどお酒が好きなんです。アルコールが好きというよりはお酒が好き。違いは何って感じですが、ただ酔えればいいやって感じではなくて、お酒の歴史や世界にある銘柄、作り手の考え方なんて考えながら飲むのが好きなんです。

 

前置きが長くなりました…

そんなお酒好きの私ですが、最近注目なのがワインなのです。

昔から、白ワインは飲めていましたが、ぶどうの品種名は覚えられないし、うまいというよりはすぐ酔ってしまう、というイメージしかなかったんですね。赤ワインに至っては「なんだあの味」って感じのお子ちゃまの舌だったのであります。

しかし、ここ最近赤のおいしさやワイン全般の良さというものがわかってきました。

お酒好きとしてはワインを知りたい欲が沸々と湧き、本を手にとりました。

しかし、世の有名なソムリエさんが書いたであろう本を何冊か読ませて頂きましたが非常にわかりにくい。てか、奥が深すぎて、その世界に浸ることができない。

やはり私の様なお子ちゃまが入る世界ではないか。と思っていた矢先にとてもユニークかつ斬新なワイン本が登場したのでした。

 

それが「図解 ワイン1年生

 

図解 ワイン一年生 (SANCTUARY BOOKS)

図解 ワイン一年生 (SANCTUARY BOOKS)

 

 この本は非常にわかりやすい。ソムリエさんでありながらアニメオタク?なことろも非常に面白いとかんじました。

この本、何がわかりやすいかって、やはり初心者には苦手なワインの品種をアニメキャラクターに擬人化させ説明してくれる。

 

たとえば、本書の冒頭で赤ワインの王道「カルベネソービニヨン」は

どんな役目もきっちりこなす優等生。タンニンが豊富な赤ワインの王道。

 

といかにも優等生らいしキャラクターとともに紹介されてます。

白ワインの「シャルドネ」は

人懐こい、みんなのアイドル。産地や造り手によって味が大きく変わる。

 

と表現されています。とてもシンプルにかつ分かりやすいです。

 

私の様な初心者にとってはこのくらいの情報で十分だと思います。

そして本書はこのいろんなブドウのキャラがマンガで登場し特徴をうまく表現してくれてます。文章だけでは理解できない部分もマンガにしてくれて視覚化してくれるよって読者の理解度を深めてくれます。

 

本書は前半では、ワインの基本を教えてくれます。

フランスやイタリヤなどのヨーロッパの国々は「旧世界」とよばれており、いろんなブドウをブレンドさせてものが多く、非常に繊細な味である一方、チリやアメリカ・カルフォルニアなどは「新世界」とよばれ、ある一種類のワインしか使わない単一が多いなど、初心者は絶対に知らないけどワインを飲むなら知っておきたいことが、平易に説明されてます。

これを前提に初心者はブレンドされ繊細で複雑な味の旧世界のワインより単一でそれぞれの品種の違いが判りやすい新世界のワインを飲んだほうがよりワインを知ることができるそうです。

 

こんな基本的なことでも、我々がスーパーや酒屋でワインを買う基準ってのが変わってくると思います。私自身、とりあえず安ければいいかあ程度だったものが、最近は「どこの」「なんの品種なのか」「今日はこんな気分だからこの品種にしよう」とか、飲む前の楽しみもできました。なんとなく買うか、楽しんで買うか。もちろん同じお金を払うならワクワクして書いたいものですよね。

 

一通り基本的な所を説明した後に、世界各国の生産地の紹介が始まります。

フランスから始まるのですが、この筆者はフランスワインが好きなのでしょうか?フランスのページが多いです。ただ単にやはりワインといえばフランスだからでしょうか。しかし、長くても読みやすく飽きることがありません。フランスの各地区の細かい説明まで載っており、土地の特性などやはりワインって奥深いなって感じた次第です。

後半にはチリや日本など「新世界」の説明がされてますが、「旧世界」でページ数が圧倒的に少ない。まあまだ発展途上かつ歴史が短いからかもしれませんが、この差には驚きました。 

 

本書はまさしく私の様なただ酔うだけでは物足りないそのバックグランドも知った上でお酒を嗜みたい飲んべいには最適な1冊になりました。

 

 

今後もいろんなワインに挑戦して、特別な食事での場でスマートにワインを注文し楽しめるくらいになりたいものです。また今後TPPの影響などで益々、ワイン市場は盛り上がりを見せるのではないかと私は考えてます。今後はもっと勉強し、いろんなワインを飲んでその味だけでなく、歴史や作り手の気持ちも感じ楽しみたいものです。

 

 

ガンガーチャイでもいかが②

前回までのお話はこちら

 

mon3221.hatenablog.com

ここは本当に駅なのかの巻

空港からタクシーで何分走ったのだろうか。

夜明け前のインドの町は恐ろしく不気味な雰囲気を醸しだしていた。

それは、タクシーの運ちゃんに何かされるのではないかという不安もあったせいだと思う。運ちゃんにはニューデリー駅へとだけ伝えていたので、ひたすら到着するのを待っていた。(結局心配するようなことはなかった。運ちゃん疑ってごめんなさい…)

ニューデリー駅に到着に到着した。まだ日が出ていないのに人が多いこと。こんな時間からみんな仕事をしているのだろうか?とりあえず今後の移動のために電車のチケットを取っておこうと、駅の窓口へ向かった。

駅に入った瞬間、衝撃の光景が目の前に広がった。

(=゚ω゚)ノ

人々が駅の中で布団を敷いて寝ているではないか。

(厳密にいえば布団というより、毛布や布だが…)

 

しかもひとりやふたりではない。大勢だ。そこらじゅうインド人が横になっている。場所によっては気を付けて歩かないと踏んでしまいそうなくらい大勢の人々が横になっていた。ここはニューデリー駅。インドの首都の大ターミナル駅でこんだけの人が寝ているなんて驚きでしかなかった。日本でいえば東京駅の丸の内口改札前で人々が横になっているということになるが、ありえない。

渋谷駅で時々寝ている若者の光景とも全然異なる。

そんなカルチャーショックを受けながらも第一目標であるチケットと求め窓内へ。

窓口は地元民向けと外国人観光客向けの2つがあるのだが、私の求めていた後者は騙される被害が多い場所の一つとして事前情報として得ていた。手口としては次の通りだ。まず、この窓口は2Fにあるのだが、階段で待ち伏せされる。チケットを求める外国人が来るとこう声をかける。

「YOU、今日は窓口やってないよ!」と

まあこのくらいなら、普通にありそうだが、ここからがちょいと違うところだ。必死に拒否し前へ進もうとしても阻止されるのだ。そして、最終的には腕をつかまれ違う場所へ連れてかれるという話もあるという。

 

こんな事前情報があったので、気を張って向かったが普通に階段をのぼり通り過ぎた。

「なんだ楽勝じゃん」と思いながらも奥へ進むと驚くべき展開が。

「Close!!!」

まあよーく考えてみれば、夜明け間にやってませんよね…駅のホームにたくさんの人がいすぎて完全に営業時間だと勘違いしておりました…

肩を落としながら駅を出て、その後は周辺をふらふらしておりました。

 

日本語を話すインド人大学生に遭遇の巻

長時間のフライト、不安に満ちたタクシー移動、ニューデリー駅でのカルチャーショックを受け、体はだいぶ疲れていた。駅周辺を散歩していてもやはり、日本人がでっかいバックパックをしょって歩いているといろいろと声を掛けられだいぶ身体に堪えていた。

しかし、この疲れも吹き飛ばす光景を見ることになる。6~7時だっただろうか、夜が明けるとインドのホントの姿がよく見えるようになった。とにかく人々の活気がすごいのである。日本では感じれられない活気というか、熱気というか。みんなの必死感を感じた。私はこの雰囲気が大変気に入った。

その後は宿を見つけようと考え、「地球の歩き方」を開いた。適当な宿に目星をつけ、宿を探す。初の試みだったが手軽なゲストハウスをそこまで苦労することなく見つけることができた。ベッドに倒れるとともに深い眠りに落ちた。

 

10時。目覚めると3時間ほど寝ていたのだろうか。すっきりとした目覚めだった。しかしここで自分の犯した過ちに気付く。なんと部屋の鍵を閉め忘れていたのである…

幸い何も盗まれておらず安心したが、自分の甘さを痛感した。ここは日本ではないのであると。

 

本格的に旅の始まりである。とりあえず、今後の旅のスケジュールを考えるにも事前情報がほしかったので、政府公認の観光案内所的な場所へ向かうことにした。まだ初日なので若干気を張って歩いていた。大きい通りを歩いていると、ある青年に片言の日本語で声を掛けられた。

「やあ、君は日本人?」

きた!!!「日本語を話すインド人は怪しい」(すべての日本語を話すインド人が怪しいわけではない)と事前にインプットしていた為、

「絶対振り切る」と心に近い歩きつづけた。しかし、執拗に話しかけてくる。

「私、日本語勉強している大学生です」

このときはじめて顔を見た。イケメンじゃないか(;・∀・)

( 注意:私はけしてそっちけいではない!)

とりあえず、反応してしまったことには話だけでも聞こうじゃないか、旅に現地人との交流も大切だとと言い聞かせ少し話をした。

「何をしてるの?」

「見てのとおり、街歩きさ、君は?」

「俺はこれから映画を観ようとしているんだ、たまたま日本人が歩いていたから声を掛けたのさ、君student?]」

「そう、大学生だよ。」

「そうなのか。ところで、ガイドブック手に持ってるけど、何か探してるの?」

「(ガイドマップを見せながら)この政府公認の観光案内所に行きたいんだ」

「それなら、歩いていくにはちょっと遠いよ」

「えーでも、貧乏旅行だし、この町初めてだし歩いてみたいんよ」

「いや、歩くのはいいけどこの辺は危険だよ、俺がタクシー呼んでやるよ」

半ば強引にタクシーを止められた。話しているうちに確かに、どこかもわからないところを歩いているわけだし、ここは忠告に従おう。青年はタクシーの運ちゃんに交渉しにい、別れの挨拶をし去っていった。

10分も乗っていただろうか。地球の歩き方にある写真と似たような建物が見えてきた。

「おお、本当についた!!!インド人普通に親切じゃん!」とインド人の親切心に感心しタクシーの運ちゃんにお金を払おうとしたとき、運ちゃんが

「さっきの兄ちゃんから、運賃はもらってるよ!」

「(*´▽`*)ほんとイケメンだわ」

先入観で日本語を話すインド人というだけで疑いかかった自分はなんて最低なんだと自己嫌悪に陥りながらも、インドのすばらしさを感じたのだった。

 

続く…

 

 

 

 

ガンガーチャイでもいかが①

その朝、ガンジス河の畔でチャイを飲みながら朝日を見ていた。

これが見たかった景色だった。

最高のチャイとともに、何ともいえない気持ちで私は座っていた。

これは私が、2013年1月学生時代のひとり卒業旅行と称しいった1カ月3か国を巡った中で今でも強烈に残っているインドでの話である。

 

プロローグ 

旅立ちの決意

今では覚えてもいない。TVか何かで見たインドのガンジス河での朝日の映像が目に焼き付いた。その瞬間感覚的に「これは行かなければならない」と決意した。私の旅の目的は思い付きなのである。

初めてのひとり海外なのに不安はほとんどなかった。

気づけばANAでインド行きのチケットを予約し、グレゴリーのでっかいバックパックを準備した。不安はないというもののバックパックは南京錠がクリスマスツリーの装飾のように飾られていた。色んな情報をかき集め、大体のスケジュールを考えた。慣習についても学んだ。ほぼ食事はカレーだとか。トイレは左手で洗うとか。インド人は日本人だとわかるとだますから気を付けよと。書かれてることは一見、ビビらせることばかりだったが、なぜか楽しみでしょうがなかった。

旅立ちの日、ワクワクで仕方なかった。これから1か月日本を離れる。しかも1人で。

そんな気持ちで家を出て成田へ向かったのだった。

 

1.ニューデリーでインドの洗礼を!

空港で出鼻をくじかれるの巻

ANAの直行便で8~10時間くらいのフライトだった。なんの問題もなく、ニューデリーの空港に午前3時くらいに到着した。まず衝撃第1弾!

「空港の匂いがスパイシー」なのである。芳香剤はカルダモンでも使ってんのって感じにスパイス臭。まさにカレー大国インドである。

スパイシーな空気に身を委ねつつ、とりあえず街中へ出る為に電車を探した。タクシーを使う手があったが、空港から出るタクシーは大体グルで騙してきて夜間は特に危ないという事前情報をゲットしていたので、電車で行くことにした。標識を頼りに駅だろう方へ歩く。歩く。歩く。「ん…!?」駅に向かっているのに人通りが少なすぎる。そして薄暗い「国際空港なのに、こんなに少ないものなのか!?しかも、電気もそんなついてないし…まあ朝早いし、人が少ないだけだろう」と思いひたすら歩いた。すると改札が見えてきた。相変わらず薄暗い。そして人がいない。すると柱の陰から、人が現れた!

「警察?軍人?」とりあえず銃を片手に男が一人立ってるではないか(;・∀・)

「なぜなぜ?」到着してまだ1時間しかたっていないのに、早くもハプニング。とりあえずひとまず話を聞いてみた。

「ここは駅じゃないの?」

「駅だ」

「なんで人が少ないの」

「今工事中なのだ」

「(;・∀・)」

ターミナルから、人気の少ないところをひたすら歩いてやっと街へ行けると思った矢先この流れはひどすぎる。安全を求めてきたのに何で銃を持った人と鉢合わせになるなんて…。と、なると私が街へ出る方法は一つ。そう、確実に騙されると言われている「タクシ-」。覚悟を決め、タクシー乗り場へ。乗り場についた瞬間、周りを囲まれ「俺が連れてく」と四方から客引きにあうとも聞いていた。しかし、その心配も杞憂に終わった。空港では日本のタクシーと違い、停まっているタクシーに乗るのではなく、ちゃんと管理している人がいて、運転手を順番にさばいていたのだ。

とりあえず運ちゃんにバッグをトランクにいれてもらいいざ出発。

まだ日が暮れる前のニューデリーの街へと繰り出していった。

正直長時間フライトとハプニング続きで早くも私は疲弊していた。

この後ニューデリーで洗礼を受けるとは知らずに。

続く…