モリログ

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ガンガーチャイでもいかが①

その朝、ガンジス河の畔でチャイを飲みながら朝日を見ていた。

これが見たかった景色だった。

最高のチャイとともに、何ともいえない気持ちで私は座っていた。

これは私が、2013年1月学生時代のひとり卒業旅行と称しいった1カ月3か国を巡った中で今でも強烈に残っているインドでの話である。

 

プロローグ 

旅立ちの決意

今では覚えてもいない。TVか何かで見たインドのガンジス河での朝日の映像が目に焼き付いた。その瞬間感覚的に「これは行かなければならない」と決意した。私の旅の目的は思い付きなのである。

初めてのひとり海外なのに不安はほとんどなかった。

気づけばANAでインド行きのチケットを予約し、グレゴリーのでっかいバックパックを準備した。不安はないというもののバックパックは南京錠がクリスマスツリーの装飾のように飾られていた。色んな情報をかき集め、大体のスケジュールを考えた。慣習についても学んだ。ほぼ食事はカレーだとか。トイレは左手で洗うとか。インド人は日本人だとわかるとだますから気を付けよと。書かれてることは一見、ビビらせることばかりだったが、なぜか楽しみでしょうがなかった。

旅立ちの日、ワクワクで仕方なかった。これから1か月日本を離れる。しかも1人で。

そんな気持ちで家を出て成田へ向かったのだった。

 

1.ニューデリーでインドの洗礼を!

空港で出鼻をくじかれるの巻

ANAの直行便で8~10時間くらいのフライトだった。なんの問題もなく、ニューデリーの空港に午前3時くらいに到着した。まず衝撃第1弾!

「空港の匂いがスパイシー」なのである。芳香剤はカルダモンでも使ってんのって感じにスパイス臭。まさにカレー大国インドである。

スパイシーな空気に身を委ねつつ、とりあえず街中へ出る為に電車を探した。タクシーを使う手があったが、空港から出るタクシーは大体グルで騙してきて夜間は特に危ないという事前情報をゲットしていたので、電車で行くことにした。標識を頼りに駅だろう方へ歩く。歩く。歩く。「ん…!?」駅に向かっているのに人通りが少なすぎる。そして薄暗い「国際空港なのに、こんなに少ないものなのか!?しかも、電気もそんなついてないし…まあ朝早いし、人が少ないだけだろう」と思いひたすら歩いた。すると改札が見えてきた。相変わらず薄暗い。そして人がいない。すると柱の陰から、人が現れた!

「警察?軍人?」とりあえず銃を片手に男が一人立ってるではないか(;・∀・)

「なぜなぜ?」到着してまだ1時間しかたっていないのに、早くもハプニング。とりあえずひとまず話を聞いてみた。

「ここは駅じゃないの?」

「駅だ」

「なんで人が少ないの」

「今工事中なのだ」

「(;・∀・)」

ターミナルから、人気の少ないところをひたすら歩いてやっと街へ行けると思った矢先この流れはひどすぎる。安全を求めてきたのに何で銃を持った人と鉢合わせになるなんて…。と、なると私が街へ出る方法は一つ。そう、確実に騙されると言われている「タクシ-」。覚悟を決め、タクシー乗り場へ。乗り場についた瞬間、周りを囲まれ「俺が連れてく」と四方から客引きにあうとも聞いていた。しかし、その心配も杞憂に終わった。空港では日本のタクシーと違い、停まっているタクシーに乗るのではなく、ちゃんと管理している人がいて、運転手を順番にさばいていたのだ。

とりあえず運ちゃんにバッグをトランクにいれてもらいいざ出発。

まだ日が暮れる前のニューデリーの街へと繰り出していった。

正直長時間フライトとハプニング続きで早くも私は疲弊していた。

この後ニューデリーで洗礼を受けるとは知らずに。

続く…