モリログ

20代後半ワーパパの雑記ブログです。

人生の勝算は果たしてあるのか

以前ニュースを賑わせた、SHOWROOM社長の前田裕二さんの本作。

単純に話題な人だったので読んで見ましたが、圧倒的な努力人と言う感じでした。

 

 

人生の勝算 (NewsPicks Book)

人生の勝算 (NewsPicks Book)

 

 

 

単純に彼の行動力に圧倒される本です。幼少期からのストリートライブでのお金を稼ぐ場面や新卒で入社した投資銀行時代の怒涛の働き方。凡人の私には全てを真似することはできないだろうなと、読んでて悲しくなりました。一方、自分の行動や思考に取り入れたいと思った点もありました。

なぜ、こんなに一所懸命になれるのか、それは彼が人生のコンパスをもっているからでした。

 

 

本書の想定読者層は、若手ビジネスパーソンや社会に出る前の学生のかたでもいいかもしれません。世の中「働き方改革」と叫ばれていますが、完全にその働き方とはかけ離れています。でもやはり目的をしっかりと持って一所懸命に働くことはそれも一つなのではと思ってしまいます。全部は無理にしても真似できるところはあると思います。

 

 

ビジネスとは何か、これからますます盛り上がるであろう、コミュニティとは何かを教えてくれる本です。また、どういう人生にしたいのか考えるのに参考になりそうです。

 

この方の今の行動思考はすべて幼少期の路上ライブにある気がしますし、それが全ての本質を物語っている気がしますね。

路上ライブでは歌はうまいがなかなかお金が集まらない。何がたりないのか、そこで彼が気づいたのは、「どれだけ心が通じ合ったか」つまり「共感」です。これがあれば、松田聖子を上回れるのではないかと気づいたとのことです。人生の年少期においてこの「共感」に気づけたのはすごいなと思います。ヒト対ヒトの絆が価値を生み出すといっております。

 

前田さんは大学卒業後投資銀行に就職にしますが、そこで上司の宇田川さんとであいます。そこで人に好かれること、人を好きになることの大切さを学んだとのことです。

実際、営業をする上でこの好かれるってのは重要だと思います。私自身、営業という職から離れることになりましたが、この人に好かれるってのが弱かったのだと思ってます。好かれるためには何が必要か、それは「共感力」だと思います。

私が営業をやっていた時に「合理性」さえあれば、うまくいくと思っていました。そもそも合理性を重視する人間なので。しかし、人はやはり感情のある人間です。合理性にかけたとしても、感情が動けば、モノコトって売れるんです。営業を通してこれを学べたのは大きかったですね。

今回営業を離れたのは感情を動かしてまで売りたいと思えるモノコトではなかったからなのですがね。

それで、感情を動かすには何が必要かと言うと「共感」なんですね。一方的に営業トークするのではなく、常にお客様の言葉に耳を傾け共感するこれを行うと人によっては少しくらい合理性がなくても売れるんです。

私は個人分野の営業ですが、法人でも結局「人」なので通ずる部分があると思います。

大切なのはスキルより愛嬌なんですかね。

 

彼の圧倒さというと、その仕事に対する「熱量」でした。毎朝4〜5時に出社し夜もおそくまで仕事をしていたとのことです。ほんとこれには圧倒されます。彼の時間の密度もとてもなく高かったのでしょう。時間の密度と言えば、Voicyでかほこママもおっしゃっていました。やはりできる人って、同じ時間の中での過ごし方は違うのでしょうね。私もアマゾンプライムで海外ドラマみている場合ではないとおもってしまいました。

 

人生のコンパスを持つ。何度かこのコンパスを持つという主張が登場します。前田さんがここまで圧倒的に仕事ができるのは、それをしっかりもっているからなのでしょう。

また、この人すごいなあと思ったのは他人の価値観を否定していないこと。まさに共感なのですが本中で前田さんのご兄弟が登場しており、兄弟は仕事でなく家庭を優先しているとのこと。こういう圧倒的に仕事をする人って、そういうの否定しそうなのですが、それもその兄弟のとっての一つのコンパスという風に共感していて、素晴らしいなと感じた次第です。

 

さて翻って私のコンパスってどこを指しているんだろうと考えた時に20代半ばなのに明確に決まってない気がしています。昔に比べれば決まりつつあるのですが、まだブレブレって感じですね。人生100年時代と言われますが、刻々と時間は経過しています、時間を有意義に使うためにも、少なくとも20代のうちにはどういう人生にしたいのか決めたいものです。

 

ではまたね。