【転職の思考法】を読んで
転職活動が終わって、次が決まったあとに出会った本なのですが、巷で話題になっていたので買ってしまいました。
内容としては、もっと早く読んで起きたかった感じです。
でもまあ、発売されたのが2018年6月で私の転職決まったのも、6月なのでこればかりはしょうがないですね。
それでは 読書感想文書きましょ。
このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法
- 作者: 北野唯我
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2018/06/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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転職についてわかりやすく学べる
転職の本なんだけど、どんな考えをこれからの時代に持って働くべきか。転職の思考法とちょっと堅苦しいタイトルですが、内容は物語調です。「嫌われる勇気」というベストセラーを読んだことがある方はイメージしやすいと思いますが、教える側と教わる側がいる感じで、そのやりとりを第3者目線で、とてもスラスラ読むことができます。私自身、転職当事者ということもあるかと思いますが、面白すぎて2日間で読んでしまいました。読むの早い方であれば数時間で読めます。そして、これは30代後半までは保存版だなと感じました。
若手の勤め人は読むべし
転職考えてなくても若手社員は読むべきだと思います。本書でも述べられていますが本書は「すべて の 人 が「 いつ でも 転職 できる 状態」にすることを目的としているからです。これからの転職が当たり前になるであろう時代には頭の片隅に置いておきたい考え方が述べられています。本の価格の何倍もの価値がある内容だと思います。
転職とは初めての意思決定
人生に置ける意思決定のタイミングは何度かありますが、初めての転職はほとんどのひとにとって初めての意思決定とのことです。意思決定とは何かを得るために、何かを捨てることだといってます。「何かを捨てる」これが難しいと言うのです。
みんな学校へいって、社会にでたら会社に勤める。ひとつの意思決定かもしれませんが何かを捨てているわけではありません。
新卒で入った会社をやめて他の会社へ行く。これこそ真の意思決定と言うのです。
マーケットバリューを高める
その会社での存在価値を高めるのではなく、(転職)市場での価値を高めることが大切です。このマーケットバリューを高めることが大切なのです。
このバリューを高めるには3つ要素があるとのこと。
「マーケット バリュー は ① 技術 資産、 ② 人的 資産、 ③ 業界 の 生産性 の 三つ で 決まる」
北野 唯我. このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法 (Kindle の位置No.234-235). ダイヤモンド社. Kindle 版.
技術資産は「専門性」と「経験」に分けられるようです。
専門性は法人営業や経理などの分野をさすようで、経験はマネジメントなど
職種に紐づかない技術をさしているそうです。
特に20代では専門性を30代では経験に注力せよとのことでした。
専門性はだれでもやればできるが、経験は誰でもできる訳ではないからとのこと。
言われて見れば確かにそうかもしれませんね。
人的資産とは、誰からも可愛がられること。「この人だから引き受ける」こういうふうに思わせる人間が人的資産が高いとのことです。言い方を変えれば「人脈」ですね。これは40代になってくると重要になってくるとのこと。
業界の生産性は業界自体が上向いていて、業績が上向いている業界に身を置くことを重視すべきで、ここが低いと他の資産を下げてしまいかねないとのこと。
転職は「善」である
転職 が 悪 だ という のは、 新た な 選択肢 を 手 に 入れる 努力 を 放棄 し た 人間 が 発明 し た、 姑息 な 言い訳 に すぎ ない。 人間 には 居場所 を 選ぶ 権利 が ある。
北野 唯我. このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法 (Kindle の位置No.1354-1356). ダイヤモンド社. Kindle 版.
世の中にはまだ、転職はよくないものという人もおられます。おそらく終身雇用が機能していた時代の人間が多い気がします。幸い私の会社の上司は転職に前向きな人だったのでよかったですが、世の中にはまだたくさんいるんだと思います。
Voicyで有名なサウザーさんもおっしゃっている通り、労働力も商品であって転職市場という場で、適正な価格(給与や待遇)で取引されるものであると思います。
常に市場価値を意識する
わたしが大学生の時、ちきりんさんというブロガーの方が、転職市場での市場価値を意識しなさいと、そんな旨のつぶやきをしていました。
この市場価値というのを私は意識して仕事をしてきたつもりです。
そのおかげかはわかりませんが、給料が下がると言われる転職において今回年収UPにつなげることができました。
今回このような書籍が出てきてやはりベストセラーとなり、この考え方はこれからの時代重要になってくるのではないかと思います。
新卒でまだ日が浅い人にはまだ転職は早いかもって感じるかたは多いかもしれませんが、いつでも転職できる価値を自分につけるという考えを得るためには本書は良書かもしれません。ほんと若い人には特におすすめです。
Voicyという無料ボイスメディアで、著者の方が働くことをテーマにお話している番組も合わせて聞いてもいいかもしれません!
では、またね。