水災リスクにどう備えるか
今朝の朝日新聞のニュースでこんな記事がありました。
先日の豪雨で新築が全壊し、新築時のローンでなく修繕費のローンまでを負う形になってしまったかたがいるとのことでした。
命は助かったにせよ、せっかく建てた新築が全壊し修繕費が発生するなかで加入していた保険・共済から一銭も出ないのは気の毒すぎます。
今回火災保険における水災への備えを考えます。
昨今の豪雨で検討されている方も多いかと思われますが、これを機に自身の保険を確認してみてもいい気がします。保険って小難しいのでとりあえずで何も考えずに加入したと言う人も少なくないかと思います。
朝日新聞のニュースにもありましたが、水災への備えをしている世帯は66%のことです。これが多いか少ないかはわかりませんが、重要なことはリスクをしっかり認識できていてそれに見合った備えができているかどうかだと思います。
まず一般的に火災保険と言われるものですが、名前についている「火災」事故以外にも備えられる損害保険です 。基本的には「モノ」にかける保険で、建物や家財などが各事故で損害を受けた際に補償を受けられるものです。
火災以外の事故だと、風災や雪災、盗難、外部からの落下、汚損破損、水災などに対応します。各社の商品によっては保険料を抑えた火災+風災などのコースや、幅広い災害に備えたコースなどを選ぶことができます。
ちなみ水災とは、洪水、高潮、土砂崩れなどによって一定以上の損壊、また床上45センチ以上の浸水などのことをさします。保険会社各社のHPで詳細については確認ください。
さて、この水災の補償はつけることも、外すことができますが果たして今回の豪雨みたいなことが将来あると予測して加入保険に付帯すべきでしょうか。
シンプルな答えとしては、どこに立地しているかによるかと思います。
例えば絶対水災は起こりえないという場所にある方は、つけないほうが保険料の節約になりますし、可能性がある方はつけないことによって保険料の何倍、何十倍もの修繕費を払うことになるかもしれません。
どんな立地に家があるいとが人がつけたほうが良いか。
まず、家の近くに河川・海がある方、家の後ろに山や、家自体が丘の上にある方などは加入していもいいかと思います。
最近はゲリラ豪雨も増えてきていますので、大きい河川だけでなく用水路などが近くにあるかたも注意が必要となります。
とはいっても自分の家は実際どうなのかわからないというかたも多いかと思いますが、
そういったかたは「ハザードマップ」を参考にすることをおすすめします。
国などの行政が作成していて無料で利用することができます。
検索することで土砂崩れや洪水の想定される場所がわかります。
これで自宅などを調べることで、どう水災リスクに備えるか考えることができます。
ゲリラ豪雨は近年やはり増えてきている気がします。また、台風の強さも毎回「史上最強」などと増してきています。
起きてからでは遅いのでやはりこういうニュースになった時に確認なりをすべきでしょう。自分たちの身体財産を最終的に守ってくれるの自分でしかありませんからね。
では、またね。