学資保険は入るべきか
子供が生まれたら、ほとんどの方が考えるであろう保険ですが、その中でも教育費を貯める学資保険を検討される方は多いかと思いますが、今回はそれについてFP2級資格を持つお金について考えることが好きな私の意見を書いていきたいと思います。
結論:学資保険は不要。少なくとも私は入らない。
学資保険とは
様々な保険商品がありますが、学資保険とはお金を貯めつつも何か万が一があった際には、保障が得られる金融商品です。保障とは、万が一があっても満期学資金は、受け取れるとう内容です。名前に保険がついているので当然なのですが。
ほとんどの方にとっては、お金を貯めるって方に目が行くと思います。
なぜ、不要と考えるか
学資保険は確かにお金を増やしてくれる機能があります。しかし、その増加率(返戻率)をよーく考えると意外と小さいのです。ほとんどの商品はだいたい返戻率100%以下〜107%くらいなのですが、仮に104%の返戻率で18年後に受け取る例で見ましょう。
4%➗18年=0.2%(年率)
銀行預金とは性質が異なるので、単純に同じ考え方はできないのですが、大学のため貯めたお金を18年置いといても年利0.2%くらいでしか増やせないのです。
これはネット銀行の定期預金より高いかなと言う感じですかね。
確かに、銀行預金よりは増えて保障もついてくるので全然問題ないと思われる方も多いかもしれませんが、もう一つ問題があります。それはインフレです。
インフレとはいいことなのか?
インフレとは物価の上昇を意味します。物価の上昇は、お金の価値の減少をします。簡単な例をあげると、ここに100円玉があります。10数年前チーズバーガーが80円で買える時代がありましたが、いまや130円出さないと買えません。これが同じ物を買うのに同じ100円玉があっても物の価値が上がることで、同じ物が買えないつまえいお金の価値が下がるという現象がおきます。
ちなみに文部科学省が出しているデータによると、私立大学の入学金は確実に上がっております。
平成16年 817,952円
平成26年 864,384円
この期間だけで見ても105%も上昇してます。人口減ってるのになんでだろうと思ってしまいます。
つまりなにが言いたいかと言うと、世の中物価が上がるという前提でいくと中で、それに合わせてお金もふやしていってあげなきゃいけないのです。これは教育費に限ったことではありません。
もっというと国はいま物価2%あげることを目標にしています。(うまくいってないけど)つまりお金も2%のペースで増やして行かないと、実質は減ることになるのです。
そうなると学資保険のような「契約」のようなものは一旦決めたら長期間の間、続けるしかないのです。仮に途中でやめるという選択肢もあるかもしれませんが、契約ですので途中解約はペナルティが課されます。つまり返戻金が減額されるのです。
この契約をするくらいなら、将来金利が上がるかもしれない正直定期預金に入れてお金の出し入れさを重視した方がいいと私は思います。
再度結論
このような理由で、長期でお金が縛られかてかつそんなお金も増えない学資保険は入らなくていいのではないかなと思います。※
自身の親から学資保険は入るべきと言う、アドバイスを受けている肩もいるかもしれませんがそれはうまくかわすべきです。
なんせ「時代」が違うのですから。その時代ごとに、環境は変わって行くわけでそのまま鵜呑みにしていけないと考えてます。今の情報はたくさんあるので、自分から情報を仕入れ、自分に適した商品で貯めて行くのがいいのかなと思っている今日この頃です。
じゃあどうすればいいんだってもいるかと思ういますので、私が考えている教育費の備え方を次回述べていきたいと思います。
では、またね。