男と女のスーパーワイン塾に参加してきた
八重洲ブックセンターにて「男と女のワイン術」の著者である伊藤博之さんと柴田さなえさんのトークショーがあるということで、ワイン勉強中の私は参加して参りました。
よくこの手のトークショーは行きますけど、ワインがテーマということで今回はトークというよりもテイスティングがメイン。まさか、飲めるとは予想していなかったので、華金だったこともあり、若干一人でテンション上がってました(笑)
4つのボトルを隠された赤ワインを試飲するのですが、その前にワインを楽しむ3つのものさしを教えて頂きました。
①果実味
②酸味
③渋味
この3つが一つの指標になるとか。聞いてみただけでは「ふーん」という感じ。今回は4つを一度に飲むのではなく、①~④あるうちの①と②、③と④という感じで分けて行われました。
まず①を飲んでみる。
→あまり好みではない…
そして②
→うん、なんとなくおいしい。
やはり初心者の私はこの程度しか感じられません。
さっきの3つの尺度を意識しても見ても②が渋味があることしかわからない。
ここでお客さんから集計を取り始めました。どちらがおいしいのか、3つの尺度は強いのはどっちかなどなど。やはりワインは嗜好品とあって好みがいろいろと分かれていました。
集計を終えた所で、ワインを発表です。
①はフランスのメルロー
②はチリのメルロー
同品種、異産地だったのです。なるほど、同じ品種でも産地が違うだけで味が異なるとはこういうことかと理解できました。冷涼なフランスと温暖なチリ。ブドウの育った環境が異なるだけでここまで差が出るとは…
次に③と④の比較。はじめよりも舌の感覚を意識するようになり、面白いまでに果実味・酸味・渋味を感じられるようになりました!そしてさほどと同様にワインの発表!
③はチリのカルベネソービニヨン
④はチリのカルベネソービニヨン
なんとも同品種、同産地でした。ここで教えたかったのは価格の問題みたいで先生いわく「価格はうまさに比例する」とのことでした。
③は700円
④は1400円
個人的には④の方がおいしく感じられましたが…(笑)でも、ラベルを見てびっくり、よく飲みチリワインではありませんか。まあおそらく安いワインしかのんでいないので、下にあったんでしょうね。
先生いわく、安いワインは口に含んだ瞬間のおいしさは比較的あるけど、その後時間がたてば消えてしまう。一方のちょっと高いワインは初めのおいしさは前者ほど高くはないけど、余韻がすごーく長く感じられるとのことでした。この後に①(1,700円)と③(700円)を飲み比べてみましたが、確かに違いが判りました。
ワインの知識があるとこんな楽しみ方ができるのかと、すごい勉強になったセミナーでした。普段飲み比べとか全然しないけど、時々は奮発して2本買ってみて楽しむのもいいのかもしれませんね!もっとワイン勉強しようと思います!
すきっ腹ということもあり試飲といえどもたくさん飲んでしまい、帰りの電車は爆睡でした笑
男と女のワイン術 2杯め ―グッとくる家飲み編 (日経プレミアシリーズ)
- 作者: 伊藤博之,柴田さなえ
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2015/12/08
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